「改葬許可証」を入手した後のながれ

 「改葬許可証」をもらったあとはどのようなながれになるのでしょうか

1 閉眼供養を行う

 宗派によって呼び方は変わりますが、お墓をしまう工事を始める前に供養を行います。お墓に込められているご先祖様の魂を抜く大切な供養です。お墓の中に込められているご先祖様の魂を敬い、失礼の無いようにご供養をすることによって、自分たちも安心して墓じまいにのぞむことができます。

 ご供養は、お墓を管理しているお寺様や、普段お付き合いのあるお寺様にお願いします。疎遠になってしまっているときには、今のお墓の近くにある、宗派が同じお寺様にご相談されるとよいでしょう。

 また、墓じまいをされる方が高齢であったり、身体の都合でどうしても出席できないときは、どうするべきかをお寺様に相談することもできます。

 

2 お墓をしまう工事を行う

 閉眼供養をすませたのちに、石材屋さんにお墓の撤去をお願いしておきます。今のお墓を更地までもどして、墓地の管理事務所やお寺様にお返しすることとなります。

 撤去の当日はこちらから出向き、自分でご遺骨をお墓からお出しします。すべてのご遺骨が取り出せたかどうかの確認をします。

  

3 新しいお墓に納骨する

 新しいお墓への納骨には、「改葬許可証」が必要になりますので、納骨の際は忘れずに持参します。

  

 墓じまいのひととおりのながれは以上になりますが、次のページでまとめをお話ししたいと思います。