こちらでは遺言書や相続に関して、より理解を深めていただくため、いろいろなお話しをご紹介をさせていただきます。
せっかく書いた遺言書も、内容に不備があったり、適切な内容でないと、自分の思った通りに実現しないことがあります。そのような悲しいことが起こらないように、ぜひみなさまに知っていただきたいことばかりです。
はじめに「遺言書」についていくつか知っていただきたいと思います。
ここでクイズです。
1 遺言書クイズ
遺言書はいったい何歳から書けると思われますか?
A 大事なことだから成人になった20歳からでしょう
B 今、いろいろ成人年齢が引き下げられているので18歳からでは?
C 意外ともっと若くて15歳から書けるのでは?
答えは、 Cの15歳から!なんです。学年で言えば中学3年生です。
その理由は?
15歳であれば、自分のことを理解して、自分のことをしっかり決めることができる年齢とされています。
遺言書に書いてあることは、ご本人が亡くなってしまうと、もう内容をご本人に確認することができなくなってしまいます。15歳になると、自分のことがしっかりわかっている年齢になっているので、遺言書を書くことができるようになります。
遺言書はそのかたの、思い、望み、こうしたい、という意思を書き記したものになりますので、その内容は、そのかたの「最終意思」として、尊重されますし、とても大きな力をもっており、大切なものなのです。他人に言われて書くものではありませんし、ましてや他人に「こう書いて」と言われて書くものではありません。
次は、「遺言書の種類」に関してです。